※表象文化制度論演習
社会における舞台芸術・文化

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
八木 雅子 助教 4 D/M 通年 4

授業の目的・内容

舞台芸術をはじめとする文化は、社会のなかでどのように認知され、またどのような制度の中で存在しているのだろうか。
日本においても、「文化」は、社会制度や政治経済の分野でも重要なキーワードの一つとして語られて久しいが、それが一般的な概念として広くコンセンサスを得ているとはいいがたい。一方、フランスをはじめとするヨーロッパでは、なおさまざまな議論があるとしても、一定のコンセンサスの上に芸術文化を支える制度が成立しているといえるだろう。また、この「文化」をめぐる社会制度のなかで、演劇は歴史的にみて重要な位置を占めてきた。
そこで、この演習では、フランスの文化政策史を追うとともに、具体的な例として舞台芸術(演劇)をめぐる制度に注目し、日本などの制度やその歴史も対象しながら、その政策・制度を支える概念や思想を考察・検討する。

授業計画

演習ガイダンス
文化をめぐる議論1
文化をめぐる議論2
文化をめぐる議論3
文化をめぐる議論4
発表・討論
フランス文化政策概説1
フランス文化政策概説2
フランス文化政策概説3
10 フランス文化政策概説4
11 フランス文化政策概説5
12 発表・討論
13 演劇をめぐる議論と制度1
14 演劇をめぐる議論と制度2
15 演劇をめぐる議論と制度3
16 発表・討論
17 フランスの劇場制度1
18 フランスの劇場制度2
19 フランスの劇場制度3
20 発表・討論
21 俳優をめぐる制度1
22 俳優をめぐる制度2
23 俳優をめぐる制度3
24 発表・討論

授業方法

講義と、受講者による討論・発表を行います。

成績評価の方法

レポート

教科書

テーマによって、参考文献として提示した図書を教科書に準じて使用する。ほかに適宜、資料を配布。

参考文献

イヴ・レオナール文化と社会:現代フランスの文化政策と文化経済芸団協出版部2001年、ISBN:4931276539
ほかに適宜、教場で指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。