英語科教育法IV

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高田 智子 講師 2 2〜4 第2学期 1

授業の目的・内容

英語科教育法Iで学んだ理論や教授法をふまえ、模擬授業を中心とし、理論と実践を結ぶ。高校の模擬授業では、授業を英語で行なうことを基本とする新学習指導要領案に基づき、題材内容を英語で導入する。中学校の模擬授業では、文法指導と言語活動を一体化させるという新学習指導要領の基本方針に基づき、文法項目の導入・ドリル・コミュニケーション活動/タスク活動を連続して行なう。最後の2回の授業は評価のしかたを扱う。目的にかなったテスト問題、プラスの波及効果の高いテスト問題を作成する方法を学ぶ。

授業計画

学習者要因(言語学習適性/動機付けなど)
板書のしかた/視聴覚補助教具の利用
模擬授業(高校)(1)
模擬授業(高校)(2)
模擬授業(高校)(3)
模擬授業(高校)(4)
コミュニケーション活動とタスク活動
模擬授業(中学):過去進行形の導入と言語活動
模擬授業(中学):未来表現の導入と言語活動
10 模擬授業(中学):不定詞の導入と言語活動
11 模擬授業(中学):比較級/最上級の導入と言語活動
12 模擬授業(中学):受動態の導入と言語活動
13 テストの種類と作成法(集団基準準拠テスト/目標規準準拠テスト)
14 指導と一体化した小テストの作成

授業方法

模擬授業は、オーラル・イントロダクションを中心としたマイクロティーチングとし、直後に合評会を行なう。模擬授業担当者は2週間前までに指導案と板書計画を提出する。翌週コメントをつけて返すので、練り直して本番までに完成させる。担当の翌週、合評会の内容も踏まえて振り返りレポートを提出する。模擬授業以外は講義中心とする。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
授業参加度/課題(指導案・振り返りレポートなど)

教科書

高橋貞雄他34名New Crown English Series 2三省堂ISBN:385701555
田辺正美他7名PROMINENCE English I東京書籍ISBN:9784487157136

参考文献

伊藤健三・佐々木昭・大友賢二・吉沢美穂・伊村元道英語指導法ハンドブック1 導入編大修館ISBN:9784469041378
田中茂範・佐藤芳明・阿部一英語感覚が身につく実践的指導大修館ISBN:9784469245172
高島英幸実践的コミュニケーション能力のための英語のタスク活動と文法指導大修館ISBN:9784469244540
靜哲人英語テスト作成の達人マニュアル大修館ISBN:9784469244717
その他の参考書は随時紹介する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

この科目は学習院大学で開講し、原則として学習院大学の学生のみ履修可能。
今年度初めて第2学期の英語科教育法を履修する者
…幡上講師担当クラスでも高田講師担当クラスでも履修可(ただし人数調整あり)。
すでに第2学期の英語科教育法を1つ以上履修している者
…既修クラスと異なる担当者開講の授業を履修すること。
受講希望クラスは4月10日(金)までに教職課程に申し出ること(締め切り厳守。履修人数に偏りが出た場合、どちらのクラスでも履修可能という学生に、クラス変更を依頼することもある)。
決定したクラスは4月15日(水)までに決定し、掲示で発表する。
英語科教育法Iを履修・習得していること。
教員志望である以上、無遅刻・無欠席を前提とする。