情報社会および倫理
情報社会の特質と倫理を考える

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
伊藤 穣 講師 2 2〜4 第1学期 2

授業の目的・内容

情報社会の様々な事象に触れ、その概要をつかむ。そして情報社会における倫理のあり方について考察する。具体的には、インターネットやデジタルデータの基本的な概念について理解したうえで、被害防止や加害防止のための知識を獲得し、自己の内面において、より良き社会生活者としての行動規範を確立することを目指す。

授業計画

概説・インターネットと情報社会(インターネットの歴史、現在の動向、発生している社会問題等)
「デジタル」の意味と特徴を理解する
インターネットにおける様々なサービス
「チープ革命」とネットビジネス
情報倫理とは何か・その意味を解き明かす
被害防止(1)悪質なソフトウェア
被害防止(2)ネット上の詐欺
加害防止(1)情報発信における責任
加害防止(2)個人情報の保護
10 加害防止(3)知的財産権の概要
11 情報セキュリティの技術
12 携帯電話と情報倫理
13 授業のまとめ・情報社会における倫理観の確立に向けて

授業方法

情報社会の現在の状況や、それを理解するために必要な基礎知識などについて講義する。また、倫理や情報セキュリティに関わる問題提起を行ったうえで、ディスカッション等による事例研究を行う。

成績評価の方法

課題レポート(複数回)の提出。

教科書

授業時に指示する。

その他

この授業を受講するにあたり、情報処理やインターネットについての高度な知識は必要としない。ただし、「自身が教育者になったときに、情報社会の概要や、そこで必要な倫理観について、どのように指導をしてゆくか」という問題意識を持ってほしい。
なお、学生の私語には厳格に対応する。