※哲学演習
「洞窟の比喩」を読む

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小島 和男 准教授 4 D/M 通年 4

授業の目的・内容

プラトン『国家』第7巻を読みます。「洞窟の比喩」からはじまりますが、その先まで読み進められればそこに近年の話題となっている「リベラルアーツ」のおおもとのアイデアが書かれています。楽しく読んでいきましょう。

授業計画

プラトン『国家』という作品について、およびこの1〜6巻の内容の簡単な解説
以下、講読を進めます。
第1学期は輪読の形をとりますが、第2学期は、学生の皆さんの習熟度合いによっては(できれば、ということですが)、回ごとにレポーターを決めて進めて行きたいと考えています。一回の演習で扱う範囲毎(Oxford Classical Textsの半ページ程度が予想されます)に1人のレポーターをつけ、レポーターには(1)担当範囲の和訳、(2)コメンタリーの担当範囲のコメントのうち重要だと思われるものの和訳、(3)レポーター自身の疑問・考察の3つを載せたレジュメを作成して頂きます。そのレジュメをもとに、参加者全員で訳の検討及び内容についての議論を行うわけです。

成績評価の方法

学年末のレポート、および平常点

教科書

テクストとしては、Slings版のOCTを使います。詳しくは第1回目の授業時に指示します。

参考文献

第1回目の授業時に指示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

演習は参加者の自発的な取り組みと積極的な発言なしには成立しないということの理解が全参加者に求められます。
あと、あたりまえですが、ギリシア語を読んでいく演習です。それほど難しくはないので、並行して初級文法を始める方でもついてくることは可能だと思いますが、使える時間の量次第ですね。あとはガッツ。