現代社会と数学

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
岡部 恒治 講師 2   第1学期 3

授業の目的・内容

あなた方は、「数学は役に立たない」、「数学は難しい」などと思っていませんか。この授業では、これらの誤解を実践的に解消することを目標にします。扱う問題は公務員試験から取ってきましたので、日常で有効なものがほとんどです。でも、ほとんどが小・中学校の知識で解けます。「パズルで頭の体操をしよう」の気持ちで取り組んでください。その中で、数学という学問の真の姿を見つけることができるでしょう。
なお、最後の2回は、のり・ハサミ・セロテープを用いてものを作り問題に挑戦してもらいます。なお、第2学期の「社会の中の数学」でも引き続きこの狙いを深めます。

授業計画

目的・方針の説明、問題配布等
ものにはいろいろな見方がある。余計なものは何か
ちょっと動かしてみる。おおざっぱに考える
イメージで簡単に
色を塗ってみよう
次元を上げる
対称性の美学
角度のとらえかた
平均とはなにか
10 分数の不思議
11 砂時計で遊ぼう
12 嘘つきはだれ・暗号の解読
13 数学パズルを作って遊ぼう
14 数学の手品を作ろう
15 予備日
この授業は後で述べますように、学生参加型のものです。ですから、計画は、皆さんの参加の仕方によって大きく変わります。意見や質問によって変化するほうが面白いし、身にもつきます。ですから、上の計画はあくまでも予定として考えてください。
さらに深く学びたい方は、第2学期の「社会の中の数学」も受講してください。

授業方法

○聴講希望の方は、必ず1回目の授業に出てください。
○あらかじめ問題(やさしい問題です)を配布しておきます。この問題について、解き方のわかった人が黒板でその解答を示してください。これに対し、他の方法はないか、全員で議論して良い方法を探します。
○最後の2回ないしは3回の講義では、のりハサミセロテープでものづくりをしながら数学に迫ってもらいます。その頃にはアナウンスしますので、これらのご用意をお願いします。

成績評価の方法

平常点を重視する。
平常点とは、あらかじめ配布した問題の解答を黒板に書き、ほかの学生に説明する作業の回数(これが最も重要)や、与えられた課題の提出などを意味する。

教科書

なし。授業中にプリント配布。

参考文献

岡部恒治考える力をつける数学の本日本経済新聞社2001

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

この授業は、学生の参加を重視するので、皆さんの参加の仕方で面白くすることも可能です。ぜひ積極的に参加してください。間違っても気にせず、どんどん意見を言ってください。ただし、授業と関係のない私語は厳禁です。
問題のプリントを適宜配布していきます。休んだ方は友達にコピーを頼んで問題をあらかじめ読んでおいてください。