イタリア語R(中級)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
押場 靖志 講師 2   通年 3

授業の目的・内容

リーディングの授業では、イタリア語のテキストをまず「読む」ことから始めます。しかし「読む」という作業は、それ自体によって完結するものではありません。人はしばしば、「読みとられたもの」を「書きとめよう」とし、あるいはそれについて誰かと「話してみよう」とするではありませんか。そんな自然な流れのなかで、誤解や誤読は、新しい「読み」の手がかりとなって乗り越えられてゆき、そうすることで「読み」の精度は高められ、内容も深まりをみせるのです。このように、誤解と理解のあいだを揺れ動きながら、常にあたらしい「読み」へと進んでゆこうとするのが、この授業の内容です。

授業計画

Introduzione alla lettura /Lettura あるいはリーディングについての概説
Lettura 1-1:代名詞の入った文章を読む
Lettura 1-2:分析的読解と演習
Lettura 2-1:過去についての文章を読む
Lettura 2-2:分析的読解と演習
Lettura 3-1:再帰動詞が見られる文章を読む
Lettura 3-2:分析的読解と演習
Lettura 4-1:命令法の入った文章を読む
Lettura 4-2:分析的読解と演習
10 Lettura 5-1:未来の入った文章を読む
11 Lettura 5-2:分析的読解と演習
12 総合的読解1
13 総合的読解1の復習と演習
14 総合的読解2
15 総合的読解2の復習と演習
16 Lettura 6-1:条件法の入った文章を読む
17 Lettura 6-2:分析的読解と演習
18 Lettura 7-1:関係代名詞の入った文章を読む
19 Lettura 7-2:分析的読解と演習
20 Lettura 8-1:ジェルンディオの入った文章を読む
21 Lettura 8-2:分析的読解と演習
22 Lettura 9-1:接続法の入った文章を読む
23 Lettura 9-2:分析的読解と演習
24 総合的読解3
25 総合的読解3の復習と演習
26 総合的読解4
27 総合的読解4の復習と演習
28 総合的読解5
29 総合的読解5の復習と演習
30 復習と演習
第1学期はテキスト『Quaderno d'italiano』のLezione9 以降を用いて、イタリア語の会話や短い文を読みながら文法を復習し、新しい表現を学んでゆきます。第2学期はできるだけ多様なイタリア語の文章を取り上げたいと思います。

授業方法

授業は参加者によるペアワークが中心となります。辞書を持ってくること。読解や演習の区切れに行う小テストによって平常点の評価を行う。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
2回の期末試験と小テストの合計得点によって成績を評価する。

教科書

押場靖志、京藤好男、マルティナ・ザニーニ, Quaderno d'italiano, 改訂第2版, DTP出版, 2008, ISBN:9784862110596

参考文献

必要があれば授業時に指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。