● ※日本史特殊研究
―史料の整理・調査・保存の実践―
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
西村 慎太郎 講師
4
2~4
通年
金
5
日本全国、様々な場所に未整理の史料が眠っている。それは博物館・図書館という施設かもしれないし、個人宅の場合もある。それらを整理・調査し、後世に遺すための作業は、歴史研究者はもちろん、学芸員・アーキビスト・司書などの重要な仕事である。
この授業では未整理の史料をどのように取り扱うかを学ぶ。調書作成、目録作成をメインに行なうが、史料読解初心者(特にくずし字読解初心者)は徹底的な講読作業を行なう。また、保存の方法やマイクロカメラ・デジタルカメラの利用についても実践する。
1
構想の説明
2
整理・調査する史料群の概要について
3
史料保存と調査について
4
史料調査の実践(調書作成・史料読解・撮影。以下同)
受講者の人数や進捗状況によって、授業内容に変更の可能性がある。また、受講者と相談の上、史料調査のフィールド・ワークも計画したい。
ある程度史料の調査・保存に慣れているものは実際に未整理史料の調書作成を実践する。史料読解に慣れていない者は整理済の史料を読解したり、マイクロカメラ・デジタルカメラでの撮影を実践する。
平常点(出席・議論への参加・調書作成など)
授業時に指示する。
第1回目の授業に必ず出席のこと。
国内における未整理の史料は日本の近世中期から近現代であるため、この時期の歴史研究に興味があることが好ましい。