※東洋史特殊研究
『三国遺事』講読

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
木村 誠 講師 4 2~4 通年 4

授業の目的・内容

昨年度に引き続き、朝鮮古代史研究の基本史料である『三国遺事』を講読する。『三国遺事』は13世紀末に僧・一然によって著された私撰の書である。「遺事」とは、官撰の史書である『三国史記』(1145年撰)に漏れた事を指しており、古朝鮮から新羅滅亡までの歴史と種々の仏教説話が著録されている。各記事は説話的要素を多く含み、『三国史記』が語らない朝鮮古代史の一面を示している。授業では、それらを丁寧に読むことを通して朝鮮古代史の基本的流れを学ぶとともに、日本・中国と朝鮮との関係について理解を深めたいと思う。

授業計画

ガイダンス
『三国遺事』と古代朝鮮史(解説)
第四脱解王条講読
金閼智条講読
延烏郎・細烏女条講読
未鄒王・竹葉軍条講読
奈勿王条講読
同上
10
11 第十八実聖王条・射琴匣条講読
12 智哲老王条講読
13 第1学期まとめ
14 真興王条講読
15 桃花王・鼻荊郎条講読
16 天賜玉帯条講読
17 善徳王知幾三事条講読
18 真徳王条講読
19 金庾信条講読
20 同上
21
22 太宗春秋公条講読
23 同上
24
25
26 第2学期まとめ

授業方法

毎回事前に担当者を決め、その報告にもとづいて授業を進める。

成績評価の方法

授業中の報告内容・討議等を参考に評価する

教科書

テキストはコピーを配布する。

参考文献

授業時に指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。