※映像芸術文化論演習
映画の技法分析

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中条 省平 教授 4 2~4 通年 2

授業の目的・内容

映画は、撮影と編集を中心に、様々な技法が交錯する場である。そうした技法の一つ一つに専門用語が与えられている場合もあれば(例:スローモーション、ジャンプカット等々)、作家ごと作品ごとに固有の技法もある。そうした技法を分類・整理しつつ、作品分析や作家研究の基礎概念として精錬していくことがこの講義の目的である。同時に、具体的な作品や映画作家を取りあげ、そこで技法がどのように具体的な表現としての力を持ちうるかを考察する。

授業計画

本演習は4年目を迎える。初年度には、「履修者の専攻は、映画、演劇、マンガ、アニメーション、表象文化史など多岐にわたることが予想される。そのため、学生の映画的知識のレベル、関心の領域も多大な偏差を含むだろう。初心者にも理解可能で、なおかつ専門的研究者にも十分に寄与できる授業をめざしたい。したがって、初めのうちは、実際に履修者と親しく対話や討論を重ねるなかで、授業の方向性を探り、方法を手探りで定めていくほかないだろう」と記した。実際に3年間の授業を終えて、上記の推定が正しいことが分かった。それゆえ、今年度も、授業参加者へのアンケート等によって関心、知識のありかをまず探り、それから授業の方向性を定め、第2学期には、学生の発表を主体にしながら、映画芸術への能動的な関与の姿勢を鍛えていくことになる。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
夏休みに課す長文のレポート、授業での発表なども、総合的に勘案する。 

教科書

教室で指示する。

参考文献

教室で指示する。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。