日本政治思想史Ⅱ
近世日本の政治文化

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中田 喜万 教授 2 1~4 第2学期 2

授業の目的・内容

「日本政治思想史Ⅰ」につづき、第2学期には、近世日本の支配層である武家の政治文化を概観した上で、儒学が近世日本社会に受容されていく契機を様々な観点から考えます。その際、儒学と近世日本がいかに整合したり衝突したりしたか、に注意します。時間の許すかぎり近世日本の個性的な思想を順次分析します。

授業計画

「武士道」の近代的断層
国民道徳としての「武士道」
武家の政治文化(1)「武士道」という言葉
同(2)津田・和辻・丸山の武士道論より
同(3)軍事的実力と情誼的結合
同(4)武家の名門 附・「家」について
同(5)戦国から近世へ
同(6)兵学と儒学
近世日本儒学の契機(1)国際情勢
10 同(2)出版
11 同(3)道楽・遊芸または社交
12 同(4)宗教からの自由
13 同(5)家業道徳への再構成

授業方法

日本政治思想史Ⅰと同様。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

「日本政治思想史Ⅰ」を履修しておいてください。
可能な限り、金曜3時限「特別演習(近世日本の思想家たち)」と同時に学んでください。