特殊講義(メディアリテラシーⅠ)
情報を読み解く力をつける

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
藤代 裕之 講師 2 1~4 第1学期 5

授業の目的・内容

新聞やテレビで報じられていることは「事実」や「真実」なのでしょうか。
私たちは、新聞やテレビのニュースや広告、インターネットの書き込みや人々の会話など、多様なメディアに囲まれて生活しています。しかしながら、情報は送り手によって意図を持って切り取られ、再構成されています。
情報に踊らされることなく、主体的にメディアを読み解き、情報を的確に発信することは、メディア化された社会において重要なスキルです。この授業では、新聞、ネット、広告を題材に、それぞれのメディアの特性(構造、課題、ビジネスモデルなど)や送り手の論理について理解を深めながら、情報を読み解くための基礎的な「力」を身につけることを目的にしています。正解を求めるのではなく、さまざまな角度から考える訓練を行います。

授業計画

ガイダンスと導入 大学生に求められているメディアを読み解く「力」とは何か
情報の受信・発信ツールとして活用できるメディアの種類
メディアの変遷 新聞からテレビ、フリーペーパー、ネットまで
新聞1 新聞の作られ方 記者の仕事を知る
新聞2 記事を読み解く
討議 気になるニュース
広告1 広告の作られ方 広告クリエイターの仕事を知る
広告2 広告を読み解く
討議 気になる広告
10 ネット1 ネットの特徴
11 ネット2 ネットを読み解く
12 現代メディアへの課題と可能性
13 まとめ、私たちとメディアとの関係
講義に役立つニュースが発生した場合や履修者の理解や関心に応じて、スケジュールを変更する場合があります。

授業方法

講義と討議の組み合わせ。討議の前にはレポートの課題あり。発言や質問など履修者の積極的な参加を求めます。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
授業への参加とレポートを重視。期末試験と出席による評価を加味する

教科書

必要な書籍、資料は授業時に必要に示しますが、参考文献を読んでおくことを推奨します。

参考文献

梅棹 忠夫情報の文明学中央公論新社
佐藤 卓己メディア社会—現代を読み解く視点岩波書店

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

マスメディアへの就職希望者だけでなく、メディアや広報、PRについて興味がある学生、考える力を身につけたい学生の受講を歓迎します。
第2学期に開講するⅡでは、ブログやSNSといったソーシャルメディアを活用した情報発信について学びます。Ⅱの履修を希望する学生は、Ⅰを履修しておいてください。