演習(2年生)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
眞嶋 史叙 准教授 2 2 第2学期 4

授業の目的・内容

<過去の実績>昨年度は、毎週1冊の著書を読んで批評論文を書くことを目指して、合計7冊の著書と英字新聞記事数本を読み、演習時間内に活発な議論をおこないました。読んだ著作は、ソニア・シャー著『石油の呪縛と人類』、最上敏樹著『いま平和とは』などで、英字新聞記事は、The Guardian Weekly から参加学生が自分の関心にあわせて選びました。全員が毎回それぞれ批評論文を書いて準備をしてきたため、演習時間内にも非常にしっかりした意見を発表することができ、お互いの意見を大事にしながら議論を楽しむことができました。
平成19年度には、1950年代以降の大衆消費社会における経済発展と家族・生活・文化の関わり方に着目し、リッツア著『マクドナルド化する社会』やスティーグリッツ著『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』、ドゥ・ゲイ著『実践カルチュラルスタディーズ:ソニーウォークマンの戦略』などを輪読し、その一方で、それぞれの関心に沿って研究テーマを絞り、3・4年次でのゼミ論文執筆に向けて概要の構想を練りました。
また、平成20年度には、金融危機の歴史をキーワードに、キンドルバーガー著『熱狂・恐慌・崩壊:金融恐慌の歴史』とケイン&ホプキンス著『ジェントルマン資本主義の帝国I』を輪読し、それぞれが金融危機に関連するテーマのもとにイギリス・ドイツ・東南アジア・南米の各地域に分担して共同論文を執筆しました。

授業計画

共同研究課題および輪読テキストの選定

ゼミのテーマおよび輪読に使用する文献に関しては、第1回目の授業時に学生と相談の上で決定します。

授業方法

学生が主体的に計画を立てて、チームワークを大切にしながら、輪読報告・プレゼンテーション・ディベート・レポート作成を共同作業で進めていきます。

成績評価の方法

学年末レポート

教科書

ジョージ・リッツアマクドナルド化した社会早稲田大学出版1999
ジョゼフ・E・スティグリッツ世界を不幸にしたグローバリズムの正体徳間書店2002
ポール・ドゥ・ゲイ実践カルチュラルスタディーズ:ソニーウォークマンの戦略大修館書店2000
チャールズ・P・キンドルバーガー熱狂・恐慌・崩壊:金融恐慌の歴史日本経済新聞社2004
ピーター・J・ケイン&アンソニー・G・ホプキンスジェントルマン資本主義の帝国I名古屋大学出版1997
ソニア・シャー石油の呪縛と人類集英社2007
最上敏樹いま平和とは岩波書店2006
以上は、過去に使用したテキストの例です。

履修上の注意

履修者数制限あり。(12名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。