● 経済学特殊講義（レベニューマネジメント）
―レベニューマネジメント，価格戦略―

この授業では、レベニューマネジメント（RM）と価格戦略についての講義を行う。レベニューマネジメントは主に以下の性質を持つ業種で利用されている。
（１）　陳腐化商品を販売する（航空券はフライトの時刻を過ぎると無価値になる）
（２）　販売可能数がキャパシティによって制限される（ホテルは総客室数を超えて販売できない）
航空業、ホテル、レンタルカーなどの業種がこれらの性質を持つ。レベニューマネジメントとは、このような企業が複数の価格を設定し、価格を変化させたり、各価格の販売数をコントロールすることにより収入を最大化させる手法であり、ホテルや航空会社で使われている。学期の後半ではビッドプライス法と呼ばれる手法を解説し、受講者が応用できるようになることを目的とする。
本講義は福地純一郎と丸山英実講師（サイグナス社）が共同で行う。

１	レベニューマネジメントとは何か（航空業、ホテル、レンタルカーなどを例にあげる）
２	レベニューマネジメント概説
３	価格戦略（複数価格ポリシー）
４	価格差別、ダイナミックプライシング、陳腐化商品のダイナミックプライシング
５	ダイナミックプライシング　実例
６	ホテル・レベニューマネジメント１（丸山講師が担当する）
７	ホテル・レベニューマネジメント２（丸山講師が担当する）
８	ホテル・レベニューマネジメント３（丸山講師が担当する）
９	ホテル・レベニューマネジメント４（丸山講師が担当する）
10	ビッドプライスによるキャパシティコントロール（ホテル、鉄道を念頭に入れる）
11	レストラン・レベニューマネジメント
12	レポート発表
13	〃

主に講義による

講義による。統計学の知識を用いることがあるが、授業中に補足説明をする。「経済数学入門」レベルの数学を用いることがある。

課題とレポートに基づき成績評価を行う。

主に配布資料を用いて授業を行う。参考資料は開講時に示す。

第1回目の授業に必ず出席のこと。

他学部や他学科の学生の履修・聴講も歓迎する。