グローバル・マネジメントⅠ

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
土屋 勉男 講師 2 3~4 第1学期 3

授業の目的・内容

日本の企業は、高度に国際化しており、日、米、欧、アジアなどグローバルな地域で収益活動を展開しています。本講義では、グローバル・マネジメントの理論、手法及び事例等を解説し、グローバル経営の考え方を総合的に学習することを目的にしています。第1学期では、企業の国際化の現状やグローバル・マネジメントの基礎理論、戦略策定の方法等を学習します。とくにグローバル化の進んだ自動車企業を中心に、リコール問題、アライアンス戦略、国際再編などを事例研究します。また日本、米国、アジア企業のグローバル・マネジメントの事例を紹介し、グローバル経営における問題・課題、課題解決の考え方を総合的に学習します。なお第2学期の「グローバル・マネジメントⅡ」を、併せて学習することをお勧めします。

授業計画

授業の進め方(授業のねらい、学習目標、学習領域など)
企業の国際化動向(トヨタ、キャノンの国際化動向、経営活動と理論の関係など)
日本企業のグローバル化の特徴(環境脅威、プロセス、日本型の特質など)
課題研究と発表、討議(演習:トヨタの海外リコール問題~理解度の確認)
グローバル経営の理論(その1:経営戦略の理論)
グローバル経営の理論(その2:ポーター理論1(競争優位構造他))
グローバル経営の理論(その3:ポーター理論2(バリューチェイン他)))
グローバル経営の理論(その4:バートレット他の理論3(配置・組織他)))
課題研究と発表、討議(演習:自動車のアライアンス戦略、国際再編問題~理解度の確認)
10 グローバル経営の事例紹介1(事業計画の作り方、グローバルPMS分析など)
11 グローバル経営の事例紹介2(GM, GEなど米国型経営)
12 グローバル経営の事例紹介3(ミネベア、東レ、トヨタなど日本企業のアジア戦略)
13 課題研究と発表、討議(演習:グローバル経営手法の学習~理解度の確認)

成績評価の方法

レポート、発表・討議への参加、出席等による総合評価(レポート 50、発表・討議 30、出席 20)

教科書

なし(毎回講義のレジュメを配布。パワーポイントによる説明、解説。レポートの作成と報告など)

参考文献

M.ポーター(土岐坤ほか訳)グローバル企業の競争戦略第1版、ダイヤモンド社1989年、ISBN:4478370389
M.ポーター(土岐坤ほか訳)競争優位の戦略新訂版、ダイヤモンド社1995年、ISBN:4478371520
土屋勉男共著世界自動車メーカーどこが生き残るのか第1版、ダイヤモンド社2010年、ISBN:4478011567
土屋勉男共著現代イノベーションの展開第1版、生産性出版2011