言語・情報 講義(4)
ナチ・プロパガンダの言語的法則

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高田 博行 教授 2 1~4 第2学期 2

授業の目的・内容

戦時プロパガンダの例としてナチス政権下のプロパガンダを取り上げ、ポスター、演説、新聞、雑誌などを対象に言語学の視点から分析を行い、戦時プロパガンダの言語的法則性を浮かび上がらせる。ナチ時代のプロパガンダの手法を分析することによって、プロパガンダに踊らされない視点の持ち方について考察する。

授業計画

導入、『戦争プロパガンダ10の法則』
ナチ・ポスターの図像と言語
ヒトラー演説(1):レトリックとテクスト構成
ヒトラー演説(2):選挙キャンペーン映画
ヒトラー演説(3):語彙的特徴の変遷
チャップリン映画『独裁者』―ヒンケルの演説
ゲッベルスの「総力戦演説」
ディズニーの反ナチ・アニメ映画
クレンペラー『第三帝国の言語』
10 G. オーウェルの『1984年』(ダブル・スピーク)
11 ベルリンオリンピック(1936年)を伝えることば
12 ナチ党大会の舞台装置とことば
13 総括

授業方法

動画、PC、音声テープ等を用いながら、授業を進める。

成績評価の方法

平常点(出席、積極的参加)およびレポートに基づいて評価する。

参考文献

授業時に、適宜指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。