基礎科学実験2(化学・生命科学) 物1年

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
化学科ならびに生命科学科全教員  2 1 第2学期 3、4、5

授業の目的・内容

化学分野については、化学に関する実験を実際に体験することで、基礎的な実験技術の習得と化学に対する理解を深めることを目的とする。無機化学、有機化学、物理化学に関する様々な実験を通して、有用な基本操作や化学的な考え方を習得させる。
生命科学分野については、基本的な実験を行い、細胞、生物個体の成り立ちと活動を学ぶ。最初に器具の洗浄法、顕微鏡の使い方などを習得させる。続いて、微生物や、植物の維管束構造、さらにザリガニを材料として動物の諸器官の構造を観察する。最後にDNAとタンパク質を扱い、分子生物学、生化学の初歩を学ぶ。

授業計画

化学分野ガイダンス(実験における数値・単位等の扱いなどを含む)
無機結晶の合成
金属イオンの反応 塩化物沈殿の生成と溶解
有機化合物の合成(1)エステル化反応
有機化合物の合成(2)メチルオレンジの合成
有機化合物の反応 ベンゼンのニトロ化
電池の起電力と内部抵抗
過酸化水素分解の反応速度
金属の熱容量
10 生命科学分野ガイダンス(器具の扱い、顕微鏡の使い方、細胞の計測法などを含む)
11 微生物の観察と分類
12 高等植物の維管束構造の観察
13 動物の諸器官の観察(ザリガニを材料として)
14 細胞から分子へ:DNAの分析
15 細胞から分子へ:タンパク質の扱い

授業方法

化学分野については、一人またはグループ単位で実験する。各自で実験ノートを作成、毎週提出する。また、課題について所定の用紙にまとめ提出する。実験の結果得られたデータはコンピュータを活用して、分析・整理する。内容が不十分な場合は再提出もあり得る。各自が十分に予習をして実験室に入ること。
生命科学分野については、単細胞生物から多細胞生物までの生物体の構造を顕微鏡観察あるいは解剖を行う事によって理解させる。初歩的な生化学・分子生物学の手法により、DNAとタンパク質の実体を見せる。なお、実験の結果得られたデータはコンピュータを活用して、分析・整理する。毎回の実験についてレポートを提出させる。

成績評価の方法

出席およびレポートにより判定する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。