基礎科学実験2(物理・生命科学) 化1年

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
小島 修一 教授
西坂 崇之 教授
池田 久美 講師
水谷 佳奈 講師
水野 潤 講師
坪倉 祐一 講師
開 康一 助教
政池 知子 助教
生命科学科全教員 
2 1 第2学期 3、4、5

授業の目的・内容

物理学と生命科学に関連する実験を実際に体験することで、基礎的な実験技術の習得とこれらの分野に対する理解を深めることを目的とする。物理学分野においては、基礎的な物理実験を通して、回路や光学等に関する基礎技術の訓練、熱学や原子論等の基礎的概念の形成、精密測定実験の体験を行うことを目的とする。生命科学分野については、基本的な実験を行い、細胞、生物個体の成り立ちと活動を学ぶ。最初に器具の洗浄法、顕微鏡の使い方などを習得させる。続いて、微生物や、植物の維管束構造、さらにザリガニを材料として動物の諸器官の構造を観察する。最後にDNAとタンパク質を扱い、分子生物学、生化学の初歩を学ぶ。

授業計画

物理学分野オリエンテーション
分光計
比熱
力学の実験
レンズと回折
オシロスコープA(操作方法の基礎)
オシロスコープB(正弦波の観測)
オシロスコープA(2つの入力信号の同時観測)
オシロスコープA(LCR結合回路)
10 生命科学分野ガイダンス(器具の扱い、顕微鏡の使い方、細胞の計測法などを含む)
11 微生物の観察と分類
12 高等植物の維管束構造の観察
13 動物の諸器官の観察(ザリガニを材料として)
14 細胞から分子へ:DNAの分析
15 細胞から分子へ:タンパク質の扱い

授業方法

物理学分野の実験は、1種類ずつ実験し、結果のまとめや簡単なレポートを毎週提出する。生命科学分野については、単細胞生物から多細胞生物までの生物体の構造を顕微鏡観察あるいは解剖を行う事によって理解させる。初歩的な生化学・分子生物学の手法により、DNAとタンパク質の実体を見せる。毎回の実験についてレポートを提出させる。なお、実験の結果得られたデータはコンピューターを活用して、分析・整理する。

成績評価の方法

平常成績のほか、実験ノート、レポートの内容をもとに評価する。

教科書

物理学分野の実験においては物理学科で作成したテキストを配布する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。