※哲学演習
ドゥルーズの身体論

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
増田 靖彦 講師 4 D/M 通年 3

授業の目的・内容

ドゥルーズ(およびガタリ)は、スピノザを参照しつつも、身体を様態ではなく実体ないし実体の属性と捉えている。アルトーに倣い「器官なき身体」と呼ばれたそのプロブレマティックは、ガタリとの共同作業を終えた後も、ドゥルーズにとってライトモチーフのひとつであり続けた。この演習では、いわゆる後期ドゥルーズの著作を渉猟しながら、そこで呈示される身体論の理論的射程を多角的に検討してみたい。

授業計画

イントロダクション
以下、テクスト読解と討議

授業方法

担当者が訳読と解説を行い、それをめぐって全員で討論する。教員による補足も適宜なされる。

成績評価の方法

学年末レポート
さらに出席、参加態度(報告と討議の双方を含む)も加味して総合的に判断する。

教科書

Gilles DELEUZE, Spinoza - philosophie pratique, Minuit, 1981, ISBN:2707303267
Gilles DELEUZE, Francis Bacon: Logique de la sensation, Différence, 1981, ISBN:2729101608
Gilles DELEUZE, Cinéma 2 - L'image-temps, Minuit, 1985, ISBN:2707310476
詳細は授業時に指示する(原典についてはこちらで準備する予定)。

参考文献

必要に応じて授業時に指示する。なお、ドゥルーズの著作の大半は(ガタリとの共著も含め)文庫本のかたちで入手可能なので、できるかぎり目を通して欲しい。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。