比較政治Ⅱ
「構造改革」の比較検討

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
古賀 光生 講師 2 1~4 第2学期 2

授業の目的・内容

この講義では、政治制度の比較を通じて、比較政治の意義と目的について考察します。特に、制度の形成と変容過程を重視します。その際に、1990年代以降日本で進展した政治制度改革を念頭に置きながら、欧州を中心とした各国の制度変容を比較検討します。さらに、政治制度の相互補完的な関係を意識して、改革が及ぼす影響について多角的に検討することを目指します。講義の目的の面では「比較政治Ⅰ」との連続性は意識しますが、内容の上からはそれぞれ独立した講義として進めます。

授業計画

はじめに―講義の概要と進め方
90年代以降の政治改革について
政治体制の比較をめぐって
制度の形成過程と変化
国民国家の形成過程
官僚制の比較検討
分権化改革の比較検討
福祉国家の類型
福祉国家の変容
10 「資本主義の多様性」と福祉国家
11 グローバル化と生産様式の変化
12 制度変化の政治過程への影響(1)― 政党支持の再編成
13 制度変化の政治過程への影響(2)― ポピュリズムの台頭
14 講義のまとめ
15 予備日

授業方法

講義形式で進めます。

成績評価の方法

レポートと講義中の小テストで成績を決定します。
点数配分やレポートの課題など、詳細は初回講義で説明します。

教科書

特定の教科書は使用しません。予習・復習用の教材や参考文献については、講義中に提示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

講義担当者の連絡先のメールアドレスは以下の通りです。
m-koga@rikkyo.ac.jp