社会政策論Ⅰ
社会における生活・福祉・労働の諸相

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
藪長 千乃 講師 2 1~4 第1学期 1

授業の目的・内容

現代社会における諸問題を生活、福祉、労働の視点から検討していきます。保育や介護、雇用と貧困、そして年金等、私たちが人生で直面するさまざまなリスクについての現状と、これらに対する政策対応を取り上げます。第1学期は日本を中心に、これらの社会政策上の課題の現状と政策対応について解説します。さらに、これらの課題と複雑に絡み合う、少子高齢化、格差、ジェンダー、セーフティネット等についても検討していきます。社会政策の理論、国際比較は第2学期の「社会政策論Ⅱ」で取り上げます。

授業計画

社会政策の視点-安心できる人生はもうムリ?
少子高齢社会の諸問題(1) 膨れ上がる年金
少子高齢社会の諸問題(2) 保育所が足りない
少子高齢社会の諸問題(3) 親の介護は誰がする?
健康・医療・障害(1) シッコって知ってる?
健康・医療・障害(2) 障害者の自立とは何か?
変わる働き方(1) 賃金、労働時間、労働組合
変わる働き方(2) 労働の二重構造
変わる働き方(3) フリーターと失業者、ワーキングプア
10 変わる働き方(4) ジェンダーとワークライフバランス
11 セーフティネットの再構築(1) 子どもの貧困-学校に行けない
12 セーフティネットの再構築(2) 格差社会の進行
13 セーフティネットの再構築(3) グローバリゼーションのなかで
14 理解度の確認
15 自主研究
各回ごとに扱うトピックは異なります。専門知識がなくても理解できる内容です。

授業方法

各トピックについて新聞記事や映像資料を補助教材として用いながら進めます。各回のはじめと最後に資料についてのコメントを記入する時間を設けます。授業中はディスカッションをしながら進めていきたいと考えています。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
試験、各回のコメント、レポート(任意提出)を総合的に評価します。試験では、知識に裏打ちされた自らの考えを問う問題にしたいと考えています。

教科書

教科書は特に指定しません。各回ごとに資料を配布し、参考書を紹介します。

参考文献

各回ごとに紹介します。