日本経済論

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
八田 達夫 特別客員教授 4 2~4 通年 4

授業の目的・内容

「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」を既修の学生を対象に、そこで学んだ理論用具を用いて、戦後日本の高度経済成長とその後の停滞の原因を探る。現在の停滞から脱却するための方策を見いだす観点から分析する。

授業計画

1 なにが高度成長をもたらしたか
2 産業政策は効かなかった
3 成長を妨げるようになった既得権益保護策
  地方と大都市
  農業
  高齢者
  医療
  電力
4 バブル経済と失われた20年の原因
5.財政危機の構造 
6.所得格差の構造
7.長期停滞からどうすれば脱却できるか

授業方法

講義形式の授業である。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
中間試験、授業中の発言

教科書

岩田 規久男日本経済を学ぶ』(ちくま新書筑摩書房2005年、ISBN:4480062122
岩田 規久男景気ってなんだろう』(ちくまプリマー新書筑摩書房2008年、ISBN:448068798X

参考文献

大来 洋一戦後日本経済論 ―成長経済から成熟経済への転換東洋経済新報社2010年、ISBN:4492395369
大野 健一途上国ニッポンの歩み―江戸から平成までの経済発展有斐閣2005年、ISBN:464116231X
吉川 洋高度成長―日本を変えた6000日 (20世紀の日本)読売新聞社1997年、ISBN:4643970022