西洋経営史

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
新川 徳彦 講師 4 3~4 通年 2

授業の目的・内容

あなたが手に取る商品はなぜそのような形、色、図柄なのだろうか。メーカーはどのようにして商品のデザインを決定してきたのだろうか。企業はどのようにして消費者のニーズに対応してきたのだろうか。どのようにして自分たちの製品とブランドを売り込んでいったのだろうか。本講では18世紀から20世紀における欧米の消費財産業の事例を中心に、企業が製品・デザイン・ブランドを創造、確立した過程を、社会経済史的な背景とともに検討する。

授業計画

企業経営と商品のデザイン(1)イントロダクション
企業経営と商品のデザイン(2)工業化の影響
企業経営と商品のデザイン(3)産業振興:日本の場合
企業経営と商品のデザイン(4)産業振興:欧米の場合
ファッション(1)オートクチュールの誕生
ファッション(2)ポール・ポワレ
ファッション(3)ココ・シャネル
陶磁器(1)陶磁の東西交流
陶磁器(2)大陸ヨーロッパ
10 陶磁器(3)イギリス
11 陶磁器(4)イギリス消費社会とウェッジウッド
12 自動車(1)自動車の技術的発展
13 自動車(2)スタイリングの変化
14 第1学期まとめ
15 予備日
16 自動車(3)フォード
17 自動車(4)GM
18 家電・家庭用品(1)デザイン家電
19 家電・家庭用品(2)衛生と清潔さのイメージ
20 家電・家庭用品(3)ユニリーバ
21 家電・家庭用品(4)携帯電話
22 オフィスと事務機器(1)ホワイトカラーの生産性
23 オフィスと事務機器(2)事務機器の変遷
24 オフィスと事務機器(3)タイプライター
25 コーポレート・アイデンティティ(1)書体の持つイメージ
26 コーポレート・アイデンティティ(2)企業とCIの歴史
27 コーポレート・アイデンティティ(2)ロンドン市交通局
28 コーポレート・アイデンティティ(3)欧米企業
29 第2学期まとめ
30 予備日

授業方法

講義を中心とする。

成績評価の方法

講義ごとのコメントシートおよび学期ごとのレポート
受講人数により評価方法を変更する可能性がある。

参考文献

ナンシー・F・ケーンザ・ブランド—世紀を越えた起業家たちのブランド戦略翔泳社2001
エイドリアン・フォーティー著、高島平吾訳欲望のオブジェ:デザインと社会1750年以後新装版、鹿島出版会2010
そのほか、授業時に指示する。