経営史
歴史を通して現在を理解する

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
鈴木 恒夫 教授 4 1~4 通年 2

授業の目的・内容

私たちは、人類の誕生後、長い間、現在から見ると豊かさとはほど遠い暮らしをしてきた。ところが産業革命後、人類初めて豊かさを経験するようになった。それは、人々の暮らしを豊かにさせた反面、地球温暖化に代表される負の側面を伴って生じた。そこで、この豊かさを生み出した原動力を探ることと、それによって必然的に生じた様々な問題を考えていきたい。

授業計画

第1回:講義の案内。歴史とは何か、そしてノートの取り方
第2回:講義に必要な基礎知識-経済の仕組み・技術の進歩は誰の為か-
第3回:産業革命以前の社会-マルサスの罠-
第4回:近代化の制度的要因-なぜ、イギリスが最初に産業革命を実現できたのか-
第5回:綿紡績業における技術革新と企業家
第6回:鉄鋼業と石炭(動力革命)-産業革命がもたらした果実-
第7回:大量生産とマスマーケット(カメラの誕生)-Kodak-
第8回:アメリカの台頭-巨大企業の出現(垂直統合)-Swift-
第9回:アメリカの台頭-巨大企業の出現(水平統合)-Standard Oil-
10 第10回:独占禁止法による企業分割と多角化)-DuPont-
11 第11回:フォードとGM(アメリカ的生産システム)
12 第12回:マーケティングの変化(小売店からスーパーマーケットへ)
13 第13回:フランチャイジングの普及とMcDonald's
14 第14回:これまでの講義の総括-起業家とはどんな人なのか-
15 予備日
16 第15回:日本経営史の理解に向けて
17 第16回:信用制度の完成
18 第17回:輸送システムの整備
19 第18回:インフラ産業の整備(鉄鋼産業)
20 第19回:財閥の登場と総合商社
21 第20回:地方企業の興隆
22 第21回:化学工業の発達(新興財閥の登場)
23 第22回:戦時経済期の意義と戦後改革
24 第23回:高度成長期からバブル期まで
25 第24回:合成繊維産業の発達と企業戦略
26 第25回:自動車産業の発達と企業戦略
27 第26回:家電産業の発達と競争優位
28 第27回:流通産業の発達と規制
29 第28回:経営史とは、一体、どんな学問なんだろうか。
30 予備日

授業方法

講義形式ですが、初回に、ノートの取り方を説明しますので、実行して下さい。また事前に、次回の講義資料を配付しますので、必ず読んで出席して下さい。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
レポートを出します
講義の途中および夏休みにレポートを課します。
それと学年末試験で評価します。

その他

毎回、資料を配付します。
今年から、事前に翌週分の資料を配付しますので、必ず読んできて下さい。
参考文献は、Sドライブに掲示します。