思想史講義
隋唐仏教思想史

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
馬淵 昌也 教授 4 2~4 通年 4

授業の目的・内容

中国、隋唐代の思想史について全体的な理解を得ることをめざす。隋唐代は、南北朝時代の発展を前提に、中国思想史上でも仏教が最も飛躍的に展開した時代といわれ、そこで確立された思想は、その後長く中国社会に影響を与えることとなった。その隋唐代の仏教思想について、各学派にまたがって概覧する。

授業計画

授業の説明。
以下、配布した資料にもとづき、議論。

授業方法

隋唐仏教思想史についての、各種論説(日本語を主とする)を選んで配布し、それを踏まえてポイントを議論・解説する。受講者は、あらかじめ配布資料に目を通し、自らの理解を整理し、授業中に意見を発表することが求められる。事前の準備無しに授業に参加することは、控えてもらいたい。

成績評価の方法

課題図書を読み、年に二篇の報告書を書いてもらう。その出来と、授業中の参加様態で評価する。

教科書

岡部和雄・田中良昭中国仏教研究入門第2刷版、大蔵出版2006年、ISBN:9784804305660
資料は、教員が配布する。

その他

授業の場では、議論を行いたい。従来の講義に多く見られた、教員から学生への一方通行的なものではなくて、相互に共通の素材をもとに、意見を交換し、共通の認識を作ってゆく、という形の授業とする。特に、中国文化に関心の深い受講生の参加を期待したい。