美術史演習Ⅰ
西洋美術史研究の方法と実践

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高橋 朋子 講師 4 2~4 通年 5

授業の目的・内容

この授業は西洋美術史研究の実践と方法を身につけることを目的としています。第1学期ではまず最初に、卒業論文を前提として美術史の論文の書き方を学びます。同時に論文を書くためには、論文、あるいは専門の文献を読解し内容を正確に理解することも必要です。ですから幾つかの論文あるいは文献を読みそこで論じられている問題を考察しますが、英語文献の読解力をつけるために、基本的に英語の文献を取り上げることにします。具体的な文献はまだ未定ですが、テーマとして「芸術家像の形成と変遷」といった内容に絞ります。
第2学期は各人の発表になります。4年生は卒業論文に向けた発表を、3年生は各自が最も興味のある画家あるいは作品を、第1学期で読んだ内容の理解と絡めて発表することにします。

授業計画

論文の書き方 -方法と実践ー(講義)
論文を読むこと、理解すること (講義)
論文を発表すること (講義)
文献講読と解説
10
11
12
13
14 理解度の確認、まとめ。4年生はこの時までに卒業論文のテーマを、3年生はこの時までに第2学期の発表のテーマを提出すること。
15 予備日
16 まず4年生から順次各自の発表。4年生が終了次第、3年生の発表となる。
全員での質疑応答
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29 本年度の総括
30 予備日
この授業では発表者のみが授業の参加者ではなく、聴く側もまた積極的に毎回授業に参加することを求めます。発表はよき質問によってさらに内容を向上させることができるし、また的確に質問できるということは、しっかりとした論文を書くための第1歩です。従って全員が質問者になるように計らう予定です。

授業方法

第1学期は講義と講読
第2学期は各自の研究発表と質疑

成績評価の方法

講読担当、分担質問、口頭発表、年度末レポートにて評価する。
講読担当、質問分担、口頭発表、に加えて年度末のレポートを加味して評価します。尚年度末のレポートは、4年生は卒論の要旨、概略等 3年生は自身の発表を論文としてまとめたものが課題となります。

教科書

講読のテキストに関してはコピーを配布します。

参考文献

参考文献に関しては授業にて指示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

毎回出席を取ります。従って3分の1以上の欠席は原則として単位を修得できません。