言語・情報コース ゼミナール(1)
日独語の慣用句とことわざ

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
渡辺 学 教授 2 3~4 第1学期 2

授業の目的・内容

われわれのことばは傾向として、古い要素と新しい要素、換言すれば、伝統と革新を体現する要素から成り立つととらえることもできる。日本語では、「耳が痛い話だ」「棚からぼた餅」のような、ドイツ語では、jm. einen Bären aufbinden, Das springt mir ins Auge. Das geht auf keine Kuhhaut. のような慣用句や、「猿も木から落ちる」や Eile mit Weile. のような「教訓的」とされることわざは、このうちの前者の代表だ。ゼミでは、これらの要素の語彙、意味、用法を調査・分析し、その過程で言語学の方法に親しむ。

授業計画

慣用句とことわざの事例と定義(導入)
日独語対照比較の方法概説
「身体部位」を含む慣用句の調査・分析
「動物」を含む慣用句の調査・分析
文化を反映する慣用句の調査・分析
10
11 気象・風土を反映する慣用句の調査・分析
12 ことわざの分類と、ことわざの変形の概観
13 新しい言語要素への着目
14 授業のまとめ
15 自主研究

授業方法

教員による概説と問題点の整理、学生による発表を組み合わせて進める。

成績評価の方法

学期末にレポートを課す
授業への出席・参加度、発表、学期末レポートを総合して評価する。

教科書

授業時に指示する。

参考文献

開講時に、また、追って指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

詳細な解説を行う、第1回目の授業に必ず出席すること。言語・情報コースゼミナール(1)を履修する学生は、言語・情報コースゼミナール(2)と合わせて通年で履修せねばならない。