現代地域事情コース ゼミナール(1)
ドイツ語圏における日本文化(1)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高田 博行 教授 2 3~4 第1学期 3

授業の目的・内容

現在のドイツ語圏において日本文化(日本、日本人)がどのようなものとして認識され評価されているのかを、いわゆるハイカルチャー(高尚な文化)に限らず、サブカルチャー(大衆文化)についても調査します。そのようにしてドイツ語圏における日本文化像の歴史(伝統)と最前線を確認することによって、日本文化を異文化として相対化して見直す視点が得られるでしょう。

授業計画

取り上げることが可能なテーマとしては、例えば次のようなものがあります:
1)ドイツ語圏の大学における日本学研究(そのカリキュラム)
2)ドイツ語圏における茶道・華道の受け入れ
3)ドイツ語圏にある日本庭園
4)ドイツ語圏におけるHaiku
5)ドイツ語圏のベストセラー作家としての村上春樹
6)ドイツ文学における日本像
7)ドイツ語圏の雑誌広告における日本イメージ
8)デュッセルドルフのJapan-Tag
9)ドイツ語圏におけるJudo, Aikido
10)トレンドになった日本食Sushi
11)ドイツ語圏における日本Manga市場
12)ドイツ語圏における宮崎アニメ
13)ドイツ語圏における日本のTV番組
14)ドイツ語圏におけるJ-POP(Visual-Keiなど)
15)ドイツ語圏に入ったkawaii文化
16)ドイツ語圏に入った日本の絵文字・顔文字

授業方法

教員による概説を数回行ったあと、上記のテーマ圏から各受講生が発表(プレゼンテーション)します。
ドイツ語圏における現代事情を扱う内容なので、ドイツ語書籍・論文や最新のインターネット情報などをドイツ語で読みこなす能力と勤勉さが大前提となります。その意味でも、発表を準備するのには多くの時間と労力が必要です。

成績評価の方法

平素点(出席、積極的発言など)と発表とレポートを総合的に評価します。

参考文献

授業中に適宜指示をします。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

現代地域事情コースゼミナール(1)を履修する学生は、現代地域事情コースゼミナール(2)と合わせて通年で履修せねばなりません。