言語・情報 講義(3)
レトリックの力

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高田 博行 教授 2 1~4 第1学期 3

授業の目的・内容

隠喩(メタファー)、平行法、対比法、冗語法、矛盾語法等のレトリックの基本概念を学習した上で、われわれが日常的に見聞するコンピュータ用語、若者ことば、雑誌広告、TVスポット、POP音楽、新聞・雑誌記事、政治討論などを、レトリック・説得術の視点から分析してみます。言語表現から、その背後にある話し手・書き手の戦略を読み解き、言語学的考察のおもしろさを知ってもらいたいと思います。

授業計画

導入
レトリックの基礎概念
コンピュータ用語、若者ことば、ことわざのなかのレトリック
POPソングの歌詞のなかのレトリック
広告の表現戦略
雑誌広告の分析
TVスポットの分析
新聞記事のなかのレトリック
新聞記事の客観性を測定する
10 政治家のことば:スローガンと婉曲語法
11 G. オーウェルの近未来小説『1984年』:ダブル・スピーク
12 2005年ドイツ首相選テレビ討論 《TV-Duell》
13 キング牧師の演説
14 授業のまとめ
15 予備日

授業方法

動画、音声テープ、パワーポイント等を用いながら、授業を進めます。

成績評価の方法

平常点(出席、リアクションペーパー)およびレポートに基づいて評価します。

参考文献

授業時に、適宜指示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。