化学実験3 化3年
物理化学分野の実験

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
石井 菊次郎 教授
岩田 耕一 教授
河野 淳也 准教授
髙屋 智久 助教
仲山 英之 助教
宮内 直弥 助教
6 3 第2学期 火、水、木 3、4、5

授業の目的・内容

物質の巨視的あるいは微視的性質を調べるための、さまざまな物理化学的研究手法を体験し、「実験によって自然をさぐる」とはどういうことかを理解する。

授業計画

約12週間にわたって下記のテーマのうちから8テーマの実験を行う。最初に行うテーマについては2週間実験し、その結果について口頭発表を行う。また、学期最後の3週間は、レポートの添削・討論および補習実験にあてる。
X線回折、赤外吸収スペクトル、エレクトロニクス、凝固点降下、溶解熱、気体の粘性率、磁性、電気化学、真空と電子、吸着、反応速度、光化学

授業方法

一人一人が物理化学の基礎となる考え方を習得できるように工夫して、テーマの割り当てを行う。割り当てられるテーマとそれらを行う順序は、一人一人異る。多くの実験は二名一組で協力して行うが、同一のパートナーと複数のテーマにあたることは基本的にない。実験を行ったテーマすべてについて、レポートを提出する。レポートは添削を受け、また、指導者との討論を行う。

成績評価の方法

試験は行わない。
出席と毎回の実験に対する取り組み、レポートの内容とレポート作成過程における取り組み、これらを総合的に評価する。

教科書

各テーマの実験内容の解説をまとめた冊子を配布する。
また、実験に関する一般的な参考として、下記の参考書を推奨する。さらに、必要に応じてテーマごとに参考文献を指示する。
千原秀昭『物理化学実験法』東京化学同人
小笠原正明他編『新しい物理化学実験』三共出版
日本化学会『第5版実験化学講座・基礎編; 物理化学(上)』丸善

参考文献

物理化学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、構造化学、分光化学の各教科で用いる教科書・参考書を参照するよう指示することがある。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

実験は自ら体験することが重要です。欠席は特定の実験を体験する機会を失うので大きな損失であり、成績評価の上でも大きな減点の対象とします。課外活動や私的な用事のために欠席することは、基本的に認めません。
健康上の理由などでやむを得ず欠席、遅刻、あるいは早退などをするときは、必ず担当者に連絡すること。