生命科学実験2 生3年

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
生命科学科全教員  8 3 第1学期 火、水、木、金 3、4、5

授業の目的・内容

生化学、分子生物学を基盤とし、蛋白質科学、分子遺伝学に関する実験を行う。具体的には下記のように、クロマトグラフィー、特徴付け、構造解析などの蛋白質に関する実験、そして培養細胞を用いた細胞生物学的実験、さらに大腸菌や酵母を用いた分子遺伝学に関する実験を行い、これらの実験技術を修得する。

授業計画

ガイダンス
蛋白質の発現ならびに特徴付け: 1. 大腸菌培養の準備等(培地、大腸菌の形質転換など)
蛋白質の発現ならびに特徴付け: 2. 蛋白質の遺伝子工学的発現(発現誘導、破砕分離、硫安沈殿など)
蛋白質の発現ならびに特徴付け: 3. 蛋白質の精製ならびに分析(イオン交換クロマトグラフィー、電気泳動など)
蛋白質の立体構造解析の基礎: 1. コンピューターグラフィックスによる生体分子構造情報利用法
蛋白質の立体構造解析の基礎: 2. 結晶作成用蛋白質試料の調製、3次元結晶作成と操作
蛋白質の立体構造解析の基礎: 3. X線回折データの取得と解析
中間の理解度の確認
マウスの温度感受性変異細胞を用いた細胞生物学的解析: 1. 染色体複製蛋白質の変異細胞を用いたDNA複製の解析
10 マウスの温度感受性変異細胞を用いた細胞生物学的解析: 2. 細胞周期制御リン酸化蛋白質の変異細胞を用いたリン酸化蛋白質の検出
11 マウスの温度感受性変異細胞を用いた細胞生物学的解析: 3. ユビキチン化蛋白質活性化因子の変異細胞を用いたユビキチン化蛋白質の検出
12 単細胞生物を用いたDNA損傷応答の分子遺伝学的解析: 1. 大腸菌変異株の紫外線高感受性株を相補する遺伝子のスクリーニングおよび同定
13 単細胞生物を用いたDNA損傷応答の分子遺伝学的解析: 2. 酵母細胞への遺伝子ノックアウトおよびノックインと蛋白質の検出
14 理解度の確認、総括
15 自主研究
詳しい日程については、追って指示する。

成績評価の方法

平常成績ならびにレポートの結果より判定する。

参考文献

授業時に資料を配布する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。