※国際金融論特論Ⅰ(学部:国際金融論(上級Ⅰ))
為替制度の理論と実証

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
清水 順子 教授 2 D/M 第1学期 2

授業の目的・内容

本講義は、現在の外国為替に関わる諸問題が理論的・実証的にどのように分析されているかについて最新の論文を参照しながら論じることを目的とする。講義内に取上げるテーマとしては、国際資本移動、為替相場決定、通貨制度選択、通貨危機、通貨統合などである。講義の前半では国際金融の基本的理論について講義形式で概説し、講義の後半では関連するテーマでの最新の論文を輪読しながら、実証分析を用いた論文の書き方を学ぶ。

授業計画

オリエンテーション(国際収支と為替相場の基本的概念)
経常収支と為替相場(弾力性アプローチ)
経常収支と為替相場(アブソープションアプローチ)
外国為替市場の長期的均衡
外国為替市場の短期的均衡
為替相場制度の選択
通貨危機の理論
最適通貨圏と通貨統合
アジアにおける為替制度選択と域内金融協力
10 論文の輪読(為替相場と経常収支)
11 論文の輪読(外国為替市場の長期的均衡)
12 論文の輪読(外国為替市場の短期的均衡)
13 論文の輪読(為替相場制度の選択)
14 レポートテーマの報告
15 総括
講義の進度に応じて講義内容が若干変更される場合がある。

成績評価の方法

講義中の平常点、発言内容、最終レポートなどから総合的に評価する。

教科書

特になし。講義資料は適宜配布する。

参考文献

授業内で適宜指示する。

その他

国際金融論、および国際経済学の単位を既に取得していることが望ましい。