ゲーム理論演習
上級テキストで学ぶゲーム理論の体系

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
和光 純 教授 2 D/M 第1学期 4

授業の目的・内容

本授業では、複数の意思決定者が存在する状況下での意思決定を考察する数学的理論として、経済・経営分析に不可欠であるゲーム理論の体系を、最新の上級テキストを精読することにより、厳密に学ぶ。

授業計画

ゲーム理論とは何か
戦略形ゲームとナッシュ均衡
ナッシュ均衡点の存在
利得支配とリスク支配
展開形ゲームとその戦略の概念
完全記憶ゲームにおける行動戦略ナッシュ均衡の存在
部分ゲーム完全均衡点
最適化原理と逐次均衡点
不完備情報ゲームのベイジアン均衡点
10 メカニズムの顕示原理
11 不完備情報ゲームによる経済分析:逆選択
12 不完備情報ゲームによる経済分析:グローバル・ゲーム
13 繰り返し囚人のジレンマゲーム:フォーク定理
14 期待効用理論
15 自主研究

授業方法

ゲーム理論に関する最新の上級テキストである『ゲーム理論(新版)』(岡田章著)の第1章から第7章を精読し、ゲーム理論の体系を学ぶ。

成績評価の方法

出席、報告、議論への参加により評価する。

教科書

岡田 章ゲーム理論版、有斐閣2011年、ISBN:9784641163829

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。