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哲学演習
―ドゥルーズのベルクソン論―
担 当 者 |
単 位 数 |
配当年次 |
学 期 |
曜 日 |
時 限 |
杉山 直樹 教授 |
4 |
D/M |
通年 |
金 |
5 |

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昨年度に引き続き、ドゥルーズによるベルクソン論を読む。(1)ベルクソン解釈としての読解、ならびに(2)『差異と反復』などに示されるドゥルーズの哲学的アイデアの系譜論的読解、の二重の試みを並行して行いたい。
今年度は、持続の一元論/多元論を扱うところの、もっとも問題的な第四章中盤からの読解となる。「一/多」という、我々の思考の根深くも退屈なオブセッションをどう処理するか、ドゥルーズはそれを首尾良く片付けられているのか、第五章の「差異化」概念はそれに対する有効な解答であり得ているのか、この時期のドゥルーズが新プラトン主義的な構図から実質的にどれほどの距離を置き得ているのか──等がさしあたりのテーマとなる。もちろん、ベルクソン哲学に対しても、同じ問いを立てなければならない。

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イントロののち、テクストの読解と検討 |
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まとめなど |
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Fides et Labor |
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テクストの読解と検討 |
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まとめなど |
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Fides et Labor |

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担当者による正確な訳読、それに基づいた執拗な討議。

- レポート
- ドゥルーズが扱ったあれこれのテーマについて自らの考察を述べるレポートが課される。

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Gilles Deleuze, Le bergsonisme, (Quadrige) 3rd Edition, PUF, 2008
版は問わない。誤植も含めていずれも同一であるから。

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訳書はあるが、業界では周知のように、何の役にも立たない。

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これは大学院のゼミである。5:50には一応終了のチャイムが鳴るが、そんなものが配慮されることが稀であることはあらかじめお断りしておく。しかもこの演習には、ゼミ合宿がついてくる。