ドイツ語B(初級)10
ドイツ語の基礎力を身につける

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中出 正郎 講師 2   通年 4

授業の目的・内容

「ドイツ語検定4級」に合格できるくらいの基礎的な文法力を身につけることを目的にしています。動詞の現在人称変化から関係代名詞までの文法事項を学び、そのおおまかな全体像が分かるようにしていきます。
また、テキストにしたがって、ドイツ事情にも触れ、巨大な経済圏であるEUを牽引し、環境先進国でもあるドイツについての知識が深まるようにしたいと思います。

授業計画

オリエンテーション(授業内容や進め方などについて話をする)
発音の練習(アルファベット+母音)
発音の練習(子音+数字)
主語に合わせて動詞を変化させる練習
sein(=be)とhaben(=have)の用法
名詞と不定冠詞・定冠詞
疑問文と3人称の代名詞の用法
2格(所有格)と3格(間接目的格)の用法
名詞と代名詞の語順
10 5つのタイプの複数形の作り方
11 不定冠詞・定冠詞のグループの変化
12 3つのタイプの変音動詞(fahrenタイプ・sprechenタイプ・sehenタイプ)
13 du,ihr,Sieに対する命令形の作り方
14 nicht・keinを用いての否定文の作り方
15 第1学期のまとめ
16 2格・3格・4格を取る前置詞
17 3格・4格を取る9個の前置詞と特定の動詞と結びつく前置詞(熟語)
18 文中で2つに分かれる動詞(分離動詞)
19 再帰代名詞の3つの用法(特に、再帰代名詞と強く結びつく動詞)
20 助動詞(sollen/wollenなど)と未来形の用法
21 2つの文を(主)と(従)の関係に結びつける接続詞(従属接続詞)
22 動詞の3基本形の作り方(不定詞・過去基本形・過去分詞)
23 2つのタイプの現在完了形(haben+過去分詞・sein+過去分詞)
24 2つのタイプの過去完了形(hatte+過去分詞・war+過去分詞)
25 名詞の前につく形容詞(付加語用法の形容詞)の3タイプの変化
26 形容詞・副詞の比較級と最上級の用法
27 先行詞をとる関係代名詞(=定関係代名詞)の使い方
28 先行詞をとらない関係代名詞(=不定関係代名詞)(wer/was)の使い方
29 接続法(英=仮定法)の語形とその用法
30 第2学期のまとめ
各課終了後、簡単なミニテストを行います。
必要に応じ補充の練習問題を行うこともあります。

授業方法

授業はできる限り、ゆっくりと進めていくつもりです。簡単な問題を多く練習することで、文法がしっかり身につくようにします。特に、第1学期はドイツ文法でもっとも重要な「名詞の格変化」に、第2学期は会話で大切な「現在完了形の作り方」に重点をおいて学習していきます。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
平常点、ミニテスト、学期末試験の3つを総合的に評価します。

教科書

新妻孝一(他)レッツ・トライ 12課プラス2同学社2008
『レッツ・トライ 12課プラス2』はとても分かりやすい、平易な文法書です。

履修上の注意

履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

欠席や遅刻をしないで、できる限り多く出席することが大切です。特別の理由なく、各学期で5回以上欠席した場合は、まとめの試験は受けられませんので、注意してください。