● ドイツ語R(中級)4
―『モモ』を読む―
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
川口 眞理 講師
2
通年
木
4
ミヒャエル・エンデの『モモ』は、1973年の発表以降世界中で40以上の言語に翻訳され、子供のみならず「大人の童話」として今もなお多くの愛読者をもつドイツ・ファンタジー文学の傑作です。本授業ではその『モモ』の原文に挑みます。平和に暮らす人々から時間を奪っていく時間泥棒と不思議な少女モモとの戦いを追いながら、平易な言葉で現代社会への鋭い洞察を語るエンデの奥深い世界を味わいます。児童文学とはいえ原文への挑戦ですから、最初はゆっくりと解説しつつすすめます。1年間しっかりと取り組めばドイツ語検定3~2級程度の読解力がつくでしょう。映画化作品も合わせて鑑賞する予定です。
第1回では著者ミヒャエル・エンデと『モモ』について解説の後、映画の一部を鑑賞し作品世界のイメージをつかみます。
第2回以降は、適宜文法の復習をしながら原文の一部を抜粋で輪読していきます。
但し、14・29回目は理解の確認、15・30回目は予備日を予定しています。
輪読形式で進めます。一冊すべてを読破することは時間的に難しいので、参加者の読みたい箇所を選びながら進めていきます。
第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
各学期末の定期試験と平常点(出席状況と予習の質、授業への参加姿勢)で評価します。
各学期の授業の三分の一を越える欠席は定期試験の受験資格を失います。
Michael Ende,
Momo Schulausgabe mit Materialien
, 1st Edition, Thienemann Verlag, 2005, ISBN:9783522177832
履修者数制限あり。
第1回目の授業に必ず出席のこと。