憲法Ⅰ
総論及び統治機構論

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
青井 未帆 教授 4 1~4 通年 4

授業の目的・内容

わが国の国法体系の最上位に位置する日本国憲法について学ぶことを目的とします。憲法Iでは、人権保障以外の分野を扱います。

授業計画

ガイダンス、憲法問題とは何か
国家と憲法:憲法、憲法解釈、憲法学(それぞれの意味)
国家と憲法:憲法、憲法解釈、憲法学(具体例に即して)
立憲主義の基本原理(歴史、主権)
立憲主義の基本原理(自由と立憲主義)
立憲主義の基本原理(法の支配と法治国家)
国政のメカニズム
国会と内閣の組織・権限活動1:国会
国会と内閣の組織・権限活動2:内閣
10 法の支配と裁判所1(司法権の意味と範囲)
11 法の支配と裁判所2(裁判所の組織と権能)
12 法の支配と裁判所3(司法権の独立)
13 憲法の保障と違憲審査制(憲法保障の諸類型)
14 まとめ
15 理解度の確認
16 憲法の保障と違憲審査制(違憲審査制の性格)
17 憲法の保障と違憲審査制(違憲審査の主体と対象)
18 憲法の保障と違憲審査制(違憲判断の方法と判決)
19 憲法の保障と違憲審査制(具体的事件に即して:刑事事件)
20 憲法の保障と違憲審査制(具体的事件に即して:民事事件)
21 憲法の保障と違憲審査制(具体的事件に即して:行政事件)
22 憲法の保障と違憲審査制(抵抗権と国家緊急権)
23 憲法適応(憲法改正)
24 憲法適応(憲法変遷)
25 地方政治のメカニズム
26 日本国憲法の普遍性と特殊性(日本憲法史の中で)
27 日本国憲法の普遍性と特殊性(象徴天皇制)
28 日本国憲法の普遍性と特殊性(平和主義)
29 まとめ
30 理解度の確認

授業方法

講義形式によります。後述テキストを用いますが、必ずしも章立ての順序通りに、またテキストの通りに講義するわけではありません。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する

教科書

高橋和之立憲主義と日本国憲法第2版、有斐閣2010
高橋和之編新・判例ハンドブック第1版、日本評論社2012

参考文献

商事法務編タクティクスアドバンス憲法2013年版、商事法務2012
その他の文献については、授業中に指示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

教員と連絡を希望する者は、次のe-mailアドレスにメールを送ってください。その際、学籍番号と氏名を必ず明記すること。20100067@gakushuin.ac.jp