特殊講義(ヨーロッパ法)
欧州連合(EU)法の理解

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
関根 豪政 講師 2 2~4 第1学期 2

授業の目的・内容

本講義では欧州連合(EU)法を中心に勉強します。日本もアジアの国々と地域統合を模索する時代となってきました。地域統合に関する法となると、従来の一国内での国内法とは異なる発想が求められます。統合体法の最大の成功例ともいえる(金融危機下もその価値は薄れません!)EU法を勉強することにより、国内法とも国際法とも区別される法領域に対する思考力を養うことを狙いとします。

授業計画

イントロダクション
EUとは?EUの発展の歴史
EUの権限・諸機関
EUの裁判制度
EU法の法源・立法手続
EU法の直接効果
EU法の優越性
域内市場(1):物の自由移動
域内市場(2):人、資本の自由移動
10 EU競争法、EU環境法
11 経済通貨同盟
12 自由・安全・司法領域
13 対外関係法
14 まとめ
15 予備日

授業方法

スライドを映写しつつ講義を行う予定です。受講生にはハンドアウトを事前配布するので、それを持参して授業に臨んでください。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
試験の実施

教科書

教科書&参考書については初回の授業で説明しますので、それまでは購入しなくてもいいです。

参考文献

中西優美子EU法新世社2012年、ISBN:4883841790
庄司克宏EU法』(基礎篇岩波書店2003年、ISBN:4000280341
庄司克宏EU法』(政策篇岩波書店2003年、ISBN:400028035X
中村民雄・須網隆夫EU法基本判例集日本評論社2010年、ISBN:4535517452

その他

ハンドアウトの配布方法については初回の授業に説明しますので、第1回目の授業は極力出席するようにしてください。