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ヨーロッパ政治史Ⅱ
―民主的福祉国家の形成・発展・変容―
| 担 当 者 |
単 位 数 |
配当年次 |
学 期 |
曜 日 |
時 限 |
| 飯田 芳弘 教授 |
2 |
1~4 |
第2学期 |
木 |
4 |

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第二次世界大戦後から1990年代までの西北ヨーロッパにおける国家について、戦後の民主的な福祉国家の構造と変容という観点から、その歴史的展開をたどる。戦後の議会制民主主義と福祉国家の構造と変容を、戦後に開始されたヨーロッパ統合の動きとあわせて考察する。さらに民主的福祉国家の地理的な拡大(南ヨーロッパと東ヨーロッパ)にもふれる。

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| 1 |
はじめに:講義の内容紹介 |
| 2 |
「繁栄の30年」期における民主政治 |
| 3 |
「繁栄の30年」期における「成長の政治」 |
| 4 |
「繁栄の30年」期における福祉国家 |
| 5 |
1950年代のヨーロッパ統合 |
| 6 |
高度成長の終焉と参加の拡大 |
| 7 |
石油危機への政策対応 |
| 8 |
新自由主義の台頭 |
| 9 |
自由市場ヨーロッパの形成 |
| 10 |
「緑」の政治と社会運動 |
| 11 |
移民と極右政党の進出 |
| 12 |
民主的福祉国家の変容 |
| 13 |
南欧の民主化 |
| 14 |
東欧の民主化と市場経済化 |
| 15 |
総括 |

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通常の講義形式である。

- 第2学期 (学年末試験) :試験を実施する

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平島健司・飯田芳弘『改訂新訂ヨーロッパ政治史』放送大学教育振興会、2010年、ISBN:9784595312045

- 第1回目の授業に必ず出席のこと。