統計学(上級Ⅰ)

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
福地 純一郎 教授 2 3~4 第2学期 3

授業の目的・内容

ベイジアン統計学の理論と手法を講義する。選択必修科目「統計学」の知識を前提とする。
データを生成する確率分布のパラメータについての事前情報を確率分布で表し、パラメータの推測に役立てる手法は、ベイジアン統計学(ベイズ統計学)と呼ばれている。モンテカルロ・マルコフチェーン(MCMC)法をベイジアン統計学に用いる方法が1990年代半ばから急速に普及し、広い範囲でベイジアン統計学の使用を促進した。前半はベイジアン統計学の理論を扱い、後半MCMC法の解説を行う。

授業計画

ベイジアン統計学とは.ベイズの定理
尤度関数、事前分布、事後分布
事後分布による統計的推測
Prior distribuition (proper prior,imprpoper prior)
Prior distribution (conjugate prior)
Hierarchical model
classical simulation method
Markov chain 1
Markov chain 2
10 Markov chain 3
11 Markov chain Monte Calro Method(Gibbs sampler)
12 Markov chain Monte Calro Method(Metropolis-Hastings sampler)
13 Obtaining posterior distribution by MCMC
14 まとめ
15 自主研究

成績評価の方法

課題とレポートによって成績評価を行う。

参考文献

照井伸彦Rによるベイズ統計分析朝倉書店2010年、ISBN:9784254128123
GreenbergIntroduction to Bayesian EconometricsCambridge2008