言語学概論

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
鷲尾 龍一 教授 4 2~4 通年 3

授業の目的・内容

言語研究の歴史を辿りつつ、言語学の基本概念、関連諸分野における研究の目的と方法、研究の現状と今後の課題などについて学ぶ。併せて、日本における「国語学」の歴史を概観し、西洋言語学が日本語研究に与えた様々な影響についても考察する。年間の講義を踏まえ、最終的には国語学史と言語学史の融合を試みる。

授業計画

言語と言語学
言語学の諸分野
言語の起源・歴史・系統
比較言語学の誕生
比較言語学の展開
音声言語と文字言語
音声学・音韻論・形態論・統語論
言語の類型
言語の優劣をめぐる言説
10 アジアの諸言語
11 日本語の系統
12 日本語研究の歴史
13 江戸時代の日本語研究
14 理解度の確認
15 自主研究
16 ソシュールの言語論
17 ソシュールと現代言語学
18 言語学と日本語研究 ~幕末の状況~
19 言語学と日本語研究 ~近代の状況~
20 言語学と日本語研究 ~現代の状況~
21 生成文法理論の誕生
22 生成文法理論の展開
23 言語の普遍性と個別性
24 言語と世界観
25 現代言語学の争点
26 ヒトの進化と言語の起源
27 言語の多様性と巨大語族の可能性
28 総括と展望
29 理解度の確認
30 自主研究
上記の授業内容は、受講者からの質問等に応じて変更することもありうる。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
学年末試験に加え、出席状況、毎回提出するコメントの内容、レポートの内容などにより、総合的に判断する。詳細は授業時に指示する。

教科書

斉木美知世・鷲尾龍一日本文法の系譜学 ~国語学史と言語学史の接点~』(「言語・文化選書」32開拓社2012

参考文献

授業時に指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。