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授業の目的および概要の説明。 |
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深浦正文『唯識学研究』教史論印度編にもとづき、インドにおける唯識学派の展開の概略を学ぶ。 |
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同書にもとづき、特にインド部派仏教から大乗仏教、唯識思想への展開を学ぶ。 |
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同書にもとづき、無著・世親の生涯と、護法・清弁、戒賢・智光の論争などについて概要を把握する。 |
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同書にもとづき、中国における唯識思想の伝来と展開について概要を学ぶ。 |
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桑山正進・袴谷憲昭『玄奘』にもとづき玄奘の生涯を確認する。 |
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深浦正文『唯識学研究』教義論により五位百法の分類を学ぶ。 |
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同書にもとづき、第八識論について学ぶ。 |
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同書にもとづき、第七識論について学ぶ。 |
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同書にもとづき、前六識について学ぶ。 |
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同書にもとづき、識の四分義について学ぶ。 |
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同書にもとづき、種子説について学ぶ。 |
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同書にもとづき、五姓各別説について学ぶ。 |
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常盤大定『仏性の研究』を用いて、五姓各別説の起こした波紋について学ぶ。 |
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1学期の総括。玄奘唯識学派出現の中国仏教思想史上の意味について確認する。 |
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木村清孝『中国華厳思想史』にもとづき、中国華厳学派の発展の概要を把握する。 |
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吉津宜英『華厳禅の思想史的研究』にもとづき、智儼の位置を確認する。 |
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鍵主良敬・木村清孝『法蔵』により、法蔵の生涯を把握する。 |
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吉津宜英『構築された仏教思想ー法蔵』により、法蔵の華厳思想の要点を、相即相入の六相・十玄、及び縁起相由・法性融通を中心に把握する。 |
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吉津宜英『華厳禅の思想史的研究』・『華厳一乗思想の研究』によって、法蔵の、五教十宗をはじめとした教判論の展開とその意図を学ぶ。 |
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大竹晋『唯識説を中心とした初期華厳教学の研究』により、智儼から法蔵への移行についてのもうひとつの見方を学ぶ。 |
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坂本幸男『華厳教学の研究』によって、静法寺慧苑の思想とその位置を学ぶ。 |
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吉津宜英『華厳禅の思想史的研究』、荒木見悟「李通玄の思想」を用いて、李通玄の思想の位置と意義を学ぶ。 |
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鎌田茂雄『中国華厳思想史の研究』を用いて、澄観の生涯について学ぶ。 |
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吉津宜英『華厳禅の思想史的研究』を用いて、澄観の思想の位置を確認する。 |
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鎌田茂雄『宗密教学の思想史的研究』を用いて、宗密の生涯を確認する。 |
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吉津宜英『華厳禅の思想史的研究』及び、荒木見悟『仏教と儒教』を用いて、宗密の思想の基本的方向性を学ぶ。 |
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鎌田茂雄『禅源諸詮集都序』訳注を用いて、宗密の禅宗観を確認する。 |
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鎌田茂雄『原人論』訳注を用いて、宗密の仏教を中心とした三教統合論を学ぶ。 |
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1年の授業の総括。玄奘唯識と華厳学派の展開の思想史的意義を確認する。 |