美術史演習Ⅰ
画史・画論を読む―東アジアの芸術論

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
島尾 新 教授 4 2~4 通年 2

授業の目的・内容

日本・中国の画史・画論を中心に講読を行い、1)漢文読解の基礎力を養うとともに、2)芸術家伝の書かれ方について、3)美術理論についての理解を深め、4)実際の作品とも比較しながら、ディスカッションを行う。併せて各自の研究発表と、4年生には卒業論文の指導を行う。

授業計画

イントロダクション
漢文の基礎(1)
漢文の基礎(2)
画史を読む・画家の伝記(1)
画史を読む・画家の伝記(2)
画史を読む・画家の伝記(3)
画史を読む・歴史認識(1)
画史を読む・歴史認識(2)
画論を読む・画論の基本(1)
10 画論を読む・画論の基本(2)
11 画論を読む・画論の基本(3)
12 研究発表(1)
13 研究発表(2)
14 まとめ
15 予備日
16 第2学期の構成について
17 画論を読む・応用(1)
18 画論を読む・応用(2)
19 絵画批評を読む(1)
20 絵画批評を読む(2)
21 技法論を読む(1)
22 技法論を読む(2)
23 詩論を読む
24 芸術論のさまざま(1)
25 芸術論のさまざま(2)
26 研究発表(3)
27 研究発表(4)
28 研究発表(5)
29 まとめ
30 予備日
まず漢文体の画家伝を読みながら漢文に慣れた上で、設定されたテーマと史料に基づく発表を行う。内容は授業内で進度を見ながら、適当なものを設定する。各人の研究発表は、プレゼンテーション用ソフトを用いて行うが、他の方法も可。発表にはコメンテータを指名する。発展的なディスカッションを楽しめるように進めたいと思う。

成績評価の方法

授業への参加度と各学期末のレポートによって評価する。

参考文献

古原宏伸画論』(中国古典新書明徳出版社1973
坂崎坦日本海画論大系名著普及会1980
笠井昌昭, 佐々木進, 竹居明男訳注本朝画史同朋舎出版1985
画史叢書文史哲出版社1974

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。