● 社会心理学ゼミナールB
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
風間 文明 講師
4
3~4
通年
水
3
社会心理学の中の集団研究の領域について概観しながら、それを通じて社会心理学の研究過程について理解を深める。家族、友人集団、サークル集団、職場集団など人は様々な集団に所属して生きている。個人は集団からどのような影響を受けるのか、集団状況におかれると人はどのような行動をとるのかという問題は社会心理学の古くからの関心であり、多くの研究が行われてきた。まず集団過程の心理学的研究に関する文献を読み討論を重ねることで理解を深める。その作業を通して、(1)社会心理学の研究過程を理解すること、(2)社会心理学の研究論文を読めるようになること、(3)適切な研究方法の選択も含め研究計画を立てる力を高めることを目標とする。また(3)のために余裕があれば研究方法についての学習も行いたい。当然ながらゼミなので受講生には主体的、積極的な参加が求められる。
1 授業概要 文献紹介 発表分担決定
2 発表要領:レジュメの作成、発表の仕方
3~15 文献発表
16 第2学期発表要領 発表順決定
17~29 研究計画と論文発表
30 まとめ
第1学期はテキストの輪読を中心とする。章ごとに分担を決め、発表担当者はレジュメを作成の上内容を報告する。担当者以外の者も事前に発表論文の予習を必須とする。担当者の発表内容について質疑応答、全員で討論を行う。第2学期は、各自が興味・関心を持っている研究テーマに関して研究計画案を発表する。その際必ずテーマと関連する実証論文を1本選択し内容を紹介する。なお4年生には卒業論文の内容を発表してもらう。
出席状況、発表時のプレゼンテーションとレジュメ、毎回の討論への参加、レポートにより評価する。参加することが基本なので出席は重要である。
本間道子『集団行動の心理学 ダイナミックな社会関係のなかで』サイエンス社、2011年、ISBN:9784781912875
山口裕幸『チームワークの心理学-よりよい集団作りをめざして』サイエンス社、2008年、ISBN:9784781912066
第1回目の授業に必ず出席のこと。