● 発信技法Ⅲ（情報）
―教育情報の効果的発信技法の習得―

教員が教育活動を効果的、円滑に推進していくためには、教育に関する情報を適切に収集、分析、加工し、効果的に情報を発信していくことが求められている。本科目では、小学校教員が行う様々な場面や機会での情報発信に焦点を当て、それらの目的や内容に即した効果的な発信技法を習得することをねらいとしている。

１	小学校における教育情報発信の意義とその内容、方法。本科目の目的や授業全体の概略に関する説明。
２	学級経営における情報発信①学級経営案の作成と学級教育目標の説明の仕方
３	学級経営における情報発信②保護者や教職員とのコミュニケーションの取り方と情報発信の方法
４	学級経営における情報発信③基本的な学習習慣の形成に関する情報発信の方法
５	児童への効果的な情報伝達①学級指導での児童への話し方
６	児童への効果的な情報伝達②児童の学習の評価と作品等への返信の仕方
７	児童への効果的な情報伝達③児童の問題行動やトラブルの対応、説諭の仕方
８	授業における情報発信①効果的な板書技法、機器の活用法
９	授業における情報発信②児童の学習意欲を喚起し思考力を伸ばす発問、応答技法
10	管理職等への情報発信　危機管理と児童の事故等への対応、報告・連絡・相談の仕方
11	保護者との協力と情報発信①学級保護者会の運営と学級経営経営方針の説明の仕方
12	保護者との協力と情報発信②学級通信の作成方法
13	保護者との協力と情報発信③保護者との面談、要望、苦情への対応方法
14	保護者との協力と情報発信④通知表の作成と表現方法
15	まとめ　学年末試験

授業は、学級担任が様々な場面で行う教育情報の発信に関して、その意義について理解させるとともに、実際に伝達文書を作成したり説明をしたりし、プレゼンテーションやロールプレイングを取り入れ演習形式を中心とする。

第2学期 （学年末試験） ：試験を実施する

各回の演習でのパーフォーマンス、レポート及び最終回の定期試験結果により総合的に評価する。

教科書は使用しない。毎回、レジュメを配布する。

参考資料は、毎回、授業で配布する。参考文献についても毎回の授業で紹介する。