工作法
実験機器等製作の基礎知識

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
河内 理 講師 2 2~4 第1学期 1

授業の目的・内容

卒業研究等において、実験機器を製作したり使用する場合に必要な知識である、実験機器の企画・設計の考え方、部品材料の知識、加工方法、電子機器の組み立て方法、検査方法、機器の評価方法、機器/部品の故障解析手法などについて述べる。また、小生が電子機器メーカで経験してきた人工衛星・レーダ等の生産事例や社会人としての基礎知識を授業の中で適宜紹介し、学生諸君が将来社会で活躍するための予備知識を付与する。

授業計画

授業の進め方、工作法の役割、物作りの目的について
物作りの手順と研究の手順について
実験機器の企画・設計の考え方
機構部品材料の知識
機械加工・溶接(原理、種類、不具合事例)
熱処理(原理、種類、処理事例、不具合事例)
めっき(原理、種類、処理事例、不具合事例)
電子部品材料の知識
電子機器の組立方法(はんだ付け、接着他))
10 機器の評価方法(信頼性試験、スクリーニング他)
11 機器・部品の故障解析(目的、手順、故障解析事例)
12 企業での製品設計手法1(品質機能展開・FMEA等の紹介)
13 企業での製品開発事例(宇宙開発の事例紹介他)
14 理解度の確認
15 予備日
毎回の授業の中で、企業での具体的実施事例等を適宜紹介します。また、授業の後半で理解度テストを適宜実施します。

授業方法

適宜プリントを用い、講義と事例紹介を行う。

成績評価の方法

第1学期 (学期末試験) :試験を実施する
理解度テストと定期試験およびレポート内容により評価する。
第1回目の授業で評価方法を説明します。

その他

今年は、適宜授業の後半で行う理解度テストと定期試験およびレポートの内容のみで評価を行います。テスト、試験およびレポート提出を確実に行ってください。