歴史政策論
戦後日本の国家構想の教訓

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
井上 寿一 教授 2 D/M 第1学期 2

授業の目的・内容

今、日本の「国のかたち」た問われています。類似の状況は第二次世界大戦後にもありました。敗戦国日本の国家構想からどのような歴史の教訓を学ぶことができるのでしょうか?ここでは1945年から55年までのもう一つの政策選択の可能性を具体的に考えることにします。

授業計画

イントロダクション
敗戦国日本の国際環境
敗戦国日本の国内環境
冷戦の形成と戦後日本
〈自由〉と〈統制〉
〈国際協調〉と〈地域主義〉
農本主義の復活
社会主義の再生
戦後政党政治の再編
10 永世中立国の理想と現実
11 分断国家と国内冷戦
12 平和国家像の創出
13 「多民族国家」日本
14 授業のまとめ
15 自主研究
戦後の政党機関誌などの雑誌や新聞の読解を中心におこないます。

授業方法

毎回、参加者全員が課題レポートを提出し、それらをめぐって参加者全員で討論します。

成績評価の方法

総合評価
課題レポートの内容と参加意欲・向上度によって総合的に評価をおこないます。

教科書

中村隆英昭和史(下)東洋経済新報社2012

参考文献

アンドルー・ゴードン日本の200年(下)みすず書房2006

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

準備の都合上、参加予定者は必ず4月10日午後1時までにメールでその旨、連絡して下さい。
19890219@gakushuin.ac.jp