※古文書学文献学研究
史料調査の方法と実践

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
宮崎 康充 講師 4 D/M 通年 5

授業の目的・内容

歴史研究を本格的に進めていくためには、各地に所蔵される未翻刻史料の調査と活用が欠かせないものとなります。本授業では、写本類の取り扱い方、造本の形態、書誌データの取り方、調査の進め方などの解説を行うとともに、史料調査の模擬体験をしてもらいます。具体的には、あまり知られていない様々な未翻刻史料(紙焼写真からの複写)を題材とし、討論のリード役として調査担当者を決め、本文の読み取りと調査内容を報告してもらい、それをもとに構成員による全体討論を行います。その過程で必要に応じて適宜アドバイスを加えていきます。

授業計画

参加メンバーの確定と概要説明.
構成員の専攻および読解力を考慮の上、テキスト選定。
書誌の取り方と原典の取り扱いについての概説。
担当者による報告。
10
11
12
13
14
15 第1学期の総括。
16 担当者による報告。
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29 第2学期の総括および年度の総括。
30 予備日。
構成員の確定、授業方法の説明、第一回報告者の決定。以下、構成員による報告と討論。
構成員全員に報告を求めます。対象とする史料により報告回数は一定しませんが、年間を通してバランスが取れるよう配慮します。

授業方法

筆で書かれた文字を読むので、ある程度の読解力は必要ですが、あまり難しいものは題材としないつもりです。また、そのための訓練も兼ねていますので、判読できない箇所があっても構いません。ただし、調査不足と判断される時は、指示を与えた上で再報告を求めることもあります。

成績評価の方法

報告内容により評価

参考文献

必要に応じ授業時に指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

e-mail:yasumitsu.miyazaki@kunaicho.go.jp