● 日本史演習
―日本近現代史の諸問題―
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
千葉 功 教授
4
D/M
通年
木
4
主に日本近現代史で修士・博士論文を作成する大学院生を対象に、論文作成のための足がかりとなることを目指す。各自の研究過程において重要な研究書や史料を読解することで、論文作成につなげていく。具体的には、①日本近代史研究上立ち向かい乗り越えなければいけない先行研究(研究書・研究論文)を読み、書評を行う。②書翰(たとえば、井上馨あての書翰)ないし各自が持ち寄る一次史料を読むことによって、「くずし字」読解技術を習得しつつ史料批判の方法をマスターする。さらに、③自由発表を重ねて修士・博士論文の作成や、学会誌への投稿につなげる。院ゼミで使用する研究書や史料は、初回の打ち合わせの際に参加者と話し合って決めたい。
1
自己紹介、演習(ゼミ)で使用する研究書・史料の決定、ゼミの進め方の説明と分担決定、調べ方や発表の仕方の説明
2
以降、担当者が発表し、参加者が議論を行う。
[授業の目的]における①においては、日本近代史研究上立ち向かい乗り越えなければいけない先行研究を読み、今までどのようなところまでわかり、未だどのような課題が残されているのかを明らかにするという観点に立って、書評を行う。また、②においては、担当範囲の史料をもとに、その史料がどのような意味を持っているかを調べて、担当者が発表する。さらに、③においては、自由発表を重ねて修士・博士論文の作成や、学会誌への投稿につなげて行く。他の参加者も、①②においては、予習(事前に配布された史料ないし先行研究の読解)を行ってくる。担当者の発表にもとづいて、参加者が議論を行う。
発表ないし授業時の参加度合をもって、成績を判断する。