身体表象文化史演習
表象文化史の論点

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中野 春夫 教授 4 D/M 通年 3

授業の目的・内容

舞台芸術や映像芸術、マンガ、アニメにおけるフィクション世界の面白さはどう論じられるでしょうか?もちろん切り口は無限にあり、テクストの三次元化(プラス時間化)、視覚情報と聴覚(臭覚・味覚・触覚)情報の表現コード、ジャンル特有の約束事(コンヴェンション)、ミメーシスやリアリズム(リアリティー)、ストック・キャラクター、検閲など社会関係による制約などなど、さまざまな論点が考えられます。この授業の目標は参加者それぞれが自分の関心に基づく論点を発見することです。論文(修論、博論、投稿論文)を作成するにあたってなによりも大事なのが自分の関心を特定化し、論文で論ずべき中心テーマを明確に意識することだからです。この授業では参加者の発表と全員によるディスカッションを通じて、この目標を達成していきたいと思います。とくに本年度は論文作成にあたっての注意点を具体的に解説したいと思います。

授業計画

概論
以下第13回目まで、参加者による発表(もしくは中野の表象史概説、論文作成解説)
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11
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13
14 ディスカッションの総括
15 予備日
16 以下第26回目まで、参加者による発表(もしくは中野の表象史概説、論文作成解説)
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27 論文作成解説
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29 ディスカッションの総括
30 予備日

授業方法

参加者の発表と議論が主となるゼミ形式になります。数回に一回の割合で、私(中野)が社会階層モデル、恋愛と結婚、王国制度、魔術、魔女狩り、怪物等の表象史を解説します(何を解説するかは皆さんと相談します)。

成績評価の方法

第2学期 (学年末試験) :試験を実施する
テストおよび出席点によって評価します。