● 精神医学特論１
―精神医学の基礎を学ぶ―

心理臨床に必要な精神医学への理解を身につけることを目的とする。
医学部で講じられているような精神医学の内容的な知識を授業するよりも、精神医学とはどういうものかという理解を深めることに主眼をおきたい。それとともに心理臨床家にも必要な実践的な知識に触れてゆく。この「特論１」では総論的な内容を中心として、第２学期の「特論２」の基礎となる。授業は学生と双方向的に進めてゆくので必ずしもシラバスどおりになるとはかぎらない。以下は目安である。

１	第１回にオリエンテーションをする。
２	１回ごとの授業テーマを分けられないので、おおまかな流れを記す。 第一期：精神医学の歴史
３	第二期：精神医学の考え方
４	第三期：精神医学のおける分類と診断
５	第四期：精神障害とはどういうものか
６	第五期：精神医学的な援助とはどういうものか

講義が中心となるが、ディスカッションやレポートをまじえて進める。

レポート

中井久夫『看護のための精神医学』（医学書院）

授業中、必要に応じて紹介する。